Report 2002.01.20 【 第29回全国大会 】

 去る1月20日(日)、日本武道館にて行われた「第29回マーチングバンド全国大会」において、私達、創価ルネサンスバンガードは、6度目の「グランプリ・内閣総理大臣賞」を受賞させていただきました。私達バンガードをご支援くださった日本中、世界中の皆様、そして当日、日本武道館まで足を運び、大きなご声援を送ってくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

 今年度は、バンガード・オリジナルマーチングブラスの導入から出発し、昨年度に続き音楽表現の難しい「JAZZ」をテーマに、「新しいバンガード」としての斬新なショーを目指してきました。昨年10月の「ジャパンカップ」ゲスト出演に始まり、メンバー全員で、「新しい時代の、新しいバンガードを創ろう!」を合い言葉に、仕事に、学業に全力で打ち込みながら、一人一が「ニュー・バンガード」としての演奏と演技を心がけ、今回のショー「The spirit of JAZZ」を創りあげてきました。特にブラスに関しては、ビューグルからの移行により、当初はスタイルや技術面で苦労をしましたが、皆様の暖かい声援に包まれながら、東京都大会、関東大会と激戦の中を通過してまいりました。 

 全国大会当日、元気一杯に集ったメンバーは、朝のミーティングで「全員が最高のショーを演じきろう」と皆で確認し、若干の体の調整をしたあと日本武道館へ。到着後、新調した黒いコスチュームを身にまとい、すべて新しくなった「ニュー・バンガード」は、武道館のフィールドに向かいました。
 約10分間の演技の中に、一年間の思いを込め、メンバー全員が誓い合った通り、今までにない「最高のショー」を繰り広げることができ、あっという間に本番が終了しました。その後フィールドからでてきたメンバー一人一人の顔は歓喜に溢れ、さわやかな笑顔が光っていました。

 そして、表彰式へと進み、代表メンバーが整列して結果発表を待ちます。第6位から順に発表され、抑えきれぬほど高鳴る鼓動を感じながら、いよいよグランプリの発表の瞬間となりました。「グランプリ、創価ルネサンスバンガード!」と発表された瞬間、メンバーは喜びに溢れ、何とも言えぬ感動で一杯になりました。受賞のうれしさと、そしてなにより「かつてない最高のショーをやりきれた」という達成感で私達は喜びが大爆発し、笑い、泣き、抱き合い、思い思いにこの「感動」を分かち合いました。そしてまた、「次の勝利」へと新たな出発の思いを込め、全員で「万歳」をし、長い一日を終えました。

 最後に、これまでご支援くださった全ての方々に、重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。これからも更に飛躍すべく、より良い音楽・パフォーマンスを追求し、常に「挑戦心」を忘れることなく前進してまいります。今後も変わらぬご声援を宜しくお願いいたします。

創価ルネサンスバンガード 楽団長 杉本 登